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ランクル70再販(76系)3インチアップ カスタム

ランクル70再販モデルに3インチリフトアップ施工!プロスタッフ製アップキットで迫力と安定感を両立

こんにちは。長崎県諫早市の株式会社Ari・Lです。今回はお客様からご依頼いただいた「ランクル70再販モデルの3インチリフトアップ」についてご紹介します。四駆好きの方や、これからリフトアップを検討している方にとって参考になる情報をお届けできればと思います。

信頼できるパーツメーカー「プロスタッフ」製キットを使用

今回使用したのは、四駆ファンの間では信頼度が非常に高い「プロスタッフ」さんの3インチアップキットです。私自身、これまで数多くの四駆パーツを扱ってきましたが、その中でもプロスタッフの製品は品質・耐久性ともに安心してお客様におすすめできるメーカーのひとつです。

キット内容

今回の3インチリフトアップに使用した部品は以下の通りです。

  • 3インチアップスペシャルリーフ(フロント/リア)
  • シャックル 130mm
  • スパイラルブッシュ
  • ステアリングダンパー
  • 延長Uボルト(フロント/リア)
  • LSPVボルト
  • スタビ延長ボルト(フロント)
  • ショックアブソーバー(ランチョ RS9000XL)
  • 偏心キャスタードリームブッシュ

リーフスプリングやショックはもちろんのこと、補正用のブッシュや延長ボルト類までフルセットで揃っており、安心して施工が進められる内容になっています。

改造申請について

3インチリフトアップとなると、構造変更(改造申請)が必要です。今回も例外ではなく、指定部品を交換するため申請を行いました。申請から完了まではおよそ1か月。こういった手続きは時間がかかるものですが、安全性や法的に問題なく公道を走れるようにするためには欠かせないプロセスです。

一番苦労した作業は「キャスタードリームブッシュ」交換

今回の施工で最も手間取ったのは、偏心キャスタードリームブッシュの交換作業です。

この部品は、フロントリーディングアームのホーシング部分についているブッシュで、リフトアップ後のキャスター角を補正するために使用します。簡単に言えば、リフトアップによって変化してしまうキャスター角を修正しないと、直進安定性が大きく損なわれ、走行中にフラついてしまう原因になります。そのため、非常に重要な部品です。

ただし、このブッシュがとにかく外れない。通常はプレス機を使用して抜き取るのですが、今回は全く歯が立たず…。最終的にはドリルで削り、切って、叩いて外すという「パワープレイ」でなんとか取り外しました。まさに整備士泣かせの作業ですが、無事に交換完了。これで走行性能も安心です。

 

 

 

仕上げと調整作業

部品の取り付けが完了した後は、仕上げとして各種アライメント調整を行います。

  • サイドスリップ調整
  • ハンドルセンター調整
  • テンパー確認

これらをしっかり行わないと、せっかくのリフトアップも快適に走れなくなってしまいます。特に直進安定性やハンドリングは、日常使いからオフロード走行まで大きく影響するため、最終調整は欠かせません。

見た目も走りも大きく変化

完成後のランクル70は、車高がしっかり上がったことで迫力が増し、まさに「四駆らしい堂々としたスタイル」に仕上がりました。ショックにはランチョRS9000XLを採用しているため、街乗りからオフロードまで幅広いシーンで安定した乗り心地を実現します。

お客様も大変満足されており、次のステップとして「タイヤ・ホイール交換」をご検討中とのこと。さらにワイルドでかっこいいスタイルになること間違いなしですね。

お客様の声

今回の施工を終えた後、お客様から率直な感想をいただきました。

  • お客様:「3インチ以上も考えたけど、実際やってみたら3インチでちょうどよかった!でも車高が上がった分、タイヤが小さく見えるね(笑)」
  • 前田(整備担当):「実際に乗ってみると結構揺れますね。アブソーバーは硬めに設定していますが、それでも体感は大きいです。」
  • お客様:「でも、その揺れも“車を運転してる感覚”があって楽しいんだよ!」

こういったリアルな感想は、実際に施工を検討されている方にとって非常に参考になるポイントだと思います。リフトアップは数字だけではわからない部分も多く、実際に乗ってみて初めて感じる魅力や特性があります。

まとめ

今回の施工では、ランクル70再販モデルに3インチリフトアップを実施しました。

  • プロスタッフ製の高品質キットを使用
  • 改造申請に約1か月を要した
  • キャスタードリームブッシュの交換に大苦戦
  • 最終調整で直進安定性を確保
  • 見た目と走行性能の両立を実現
  • お客様からも「揺れも楽しみの一つ」と満足のお声

リフトアップは「見た目の迫力」だけでなく、「走行性能の変化」や「法的な手続き」も伴うため、しっかりとした知識と経験が必要になります。これからリフトアップを検討されている方にとって、少しでも参考になれば嬉しいです。

長崎県諫早市で四駆のカスタムや車検・整備をお考えの方は、ぜひ当店へお気軽にご相談ください。

株式会社AriL
長崎県諫早市
TEL0957−42−5730